ブログを始めました。

企業・行政・学校でのカウンセリングは、のべ3,000回を超えました。
当然それぞれ立場も年齢も全く違う人達のカウンセリングなのですが、私はそこに共通して重なるものを感じます。それは「生きづらさのその根底に、幼少期や児童期にその萌芽がある」ということです。

私自身、幼少期から”生きづらさ”を抱えて生きてきました。
今から思うと大変いびつな養育環境だったと思います。外見上の私は「明るく元気な人」という印象が強いようですが、その反面、実はとても傷つき易く、不安症で自信がない私がいました。そのギャップが故に、家族や親しい人からの理解が得られにくく、何より私自身がそのギャップをどう扱えば良いのか分からなくて苦しみました。そこで、自分に向き合いたいと思い、河合隼雄先生や樋口和彦先生のユング心理学講義を聴講生として受けました。その後も「エンカウンターグループ」等のさまざまなワークショップに熱心に参加しました。しかし気が付くと更に迷路に入り込んでいたように思います。

それでも尚あきらめずに、その生きづらさに向き合い続ける中で、何が私を生きづらくしているのかに気づくことが出来ました。それを受け入れることで、「生きづらさ」から「生きていく力」に転じることができたのだと考えています。

今後、このブログを通して、幼少期の体験等を振り返りながら、何が私を生きづらくしていたのか? そこにどんな思い込みがあって、生きづらさに結びついていったのか等を、一緒に考えていけたらと思っています。