カウンセラー紹介

50歳を過ぎた頃、厚生労働省が「日本に5万人のキャリアカウンセラーを養成する」と発表しました。
「これだ！」と感じました。これまで私が経験してきた全てを活かしたいと思い、54歳で「キャリアカウンセラー資格」を取得しました。
NPO法人「女性と仕事研究所」の研究員からスタートし、その後、企業内での相談員および顧問という仕事に就くことが出来ました。その翌年には武庫川女子大学と龍谷大学から非常勤講師の依頼があり、武庫川女子大学では定年退職まで16年間務め上げることができました。
その他大阪樟蔭女子大学・京都光華女子大学、四條畷学園大学など、併せて5つの大学で講師を務め、四條畷学園大学は今も継続中です。また神戸市・明石市・兵庫県等それぞれの市や県の「男女共同参画センター」で、セミナー講師及び「チャレンジ相談員」の仕事をしています。

しかし、カウンセリングの道に終わりはありません。学びたいこと、学ぶべきことが沢山あり、「兵庫教育大学大学院学校教育専攻の修士課程」では、「教育とコミュニケーション」を学び修了ました。その後も「1級キャリアコンサルティング技能士資格」を目指し5年越しでチャレンジして合格。更に「公認心理師資格（国家資格）」を取得して、長年の夢であった「スクールカウンセラー」として、昨年より公立中学校・小学校で働いています。企業・行政・学校を合わせて、相談件数は4,000件を超えました。

以上のように、それぞれ年齢も立場も違う人達のカウンセリングを通して実感することは、「大人が抱えている問題の多くは、幼少期や児童期のその萌芽がある」と言うことです。

私自身、幼少期から”生きづらさ”を抱えて生きてきました。今から思うと大変いびつな養育環境だったと思います。外側からみると私は明るく元気な人という印象のようですが、その一方で大変傷つき易く不安症で自信がない私もいました。
そのギャップの故に、家族や親しい人からの理解が得られにくく、何より私自身がそのギャップをどう扱えば良いのか分からなくて苦しみました。そこで自分に向き合いたいと思い、河合隼雄先生や樋口和彦先生のユング心理学講義を聴講生として京都大学と同志社大学で受講し、また「エンカウンターグループ」等のさまざまなワークショップにも参加しました。しかし気が付くと更に迷路に入り込んでいたように思います。
それでも尚あきらめずに、その生きづらさに向き合い続ける中で、何が私を生きづらくしているのかに気づくことが出来ました。それを受け入れるには苦しみもありましたが、その結果「生きづらさ」から「自分らしく生きていく力」に転じることができました。だからこそ、今「生きづらさ」を抱えている皆様の支援をしたいとう強い思いがあります。今のあなたから未来のあなたへの架け橋になりたいと願っています。

ところで、今あなたはどんな悩みを抱えているのでしょうか？
「こんなことで相談しても良いのかな？」と思っていませんか？
「まだ気持ちの整理が出来ていないので上手く話が出来ない」とためらっていませんか？

漠然とした不安・焦り、人と比べて落ち込んでしまう等、まだ整理出来ていなくても大丈夫です。
ちょっと勇気を持って、まずは申し込んでみてください！
「もっと早く相談しておけば良かった」と、きっと感じていただけると思います。

※「明石カウンセリングスペース　オールズ」の「オールズ（OARS）」とは、船の「櫂」のことです。
相談者とカウンセラーが二人で協同して「櫂」を使い、広い海原を目的地に向かって船を漕いで進んでいく姿を表現しています。